【キュン死ぬ和音進行】

基本的には。

ドレミファソラシドの「ド」の音を一番下にした場合、「ド、ミ、ソ」と、一つ飛ばしで3つの音を重ねると綺麗な和音になります。「レ」を一番下にしたら「レ、ファ、ラ」。ミを一番下にしたら「ミ、ソ、シ」。「ソ」を一番下にしたら「ソ、シ、レ」。

 

そして和音には、明るい印象の和音と暗い印象の和音があります。「ド、ミ、ソ」は明るい和音。「レ、ファ、ラ」は暗い和音。

その明るい「ド、ミ、ソ」の「ミ」に、フラット(♭)という音を少し低くする記号を付けます。「ド、ミ♭、ソ」にします。

「ミ」の音は低くなり、一番したの音である「ド」の音に少し近づいて、一番高い「ソ」の音から少し離れます。

すると明るかった和音が変化し、一転して暗い和音になります。

 

他の和音も同じ。真ん中の音がその両脇にあるどっちの音に近いかで、和音の明るい、暗い等の印象が決まります。

 

また、「ド、ミ、ソ」の音に「シ」の音をプラスする事で違った印象が生まれたりします。

一つ飛ばしでせっかく安定していたのに、「ド」と隣り合う「シ」のの音が加わる事で音がぶつかり、少し不安定な印象が生まれます。

他にも「ファ」の音を入れ込んでみたり。「ラ」の音を入れ込んで見たり。そうする事でいろんな印象の和音が出来るわけです。

 

印象として、「悪魔の和音」なんて呼ばれる和音もあるんですよ。

 

そんな和音たちを並べてさらに様々な印象を与える。並べることで無限ともいえる音の表現を作り上げていく。それが和音進行です。

例えば、不安定な印象を持つ和音のすぐ後に、安定した印象を持つ和音を置けば。ただ安定した和音を鳴らすよりも一度不安になる分、落ち着いた感が増しますね。逆に。落ち着きたくなければ不安定な印象の和音で終わらせる…何てのも手です。ジャズなんかはそういう終わり方が多いですよね。どこか根無し草のような、落ちそうな花弁が地面スレスレで風に吹かれて飛んでったみたいな。

 

落ち着いた和音に行きそうなのに「いかねぇのかよぉぉぉぉぉ…!!」とか。「ここで突然明るい印象で使ってた和音を暗い印象に変化させてるぅぅぅぅ…」って。そう言うのにキュンキュンしてよだれを垂らしているのが私です。

 

合唱って、そういうキュン所が多いんですよ。

こんな理屈を知らなくったって、きっと皆さんにも「ここぉ!!」って思うところがあるはず。

今やっている曲でそんなキュン所があれば。もしくは今後見つかれば是非教えてください。

 

「この曲のこの部分のこの和音がなんか好きなんだよねぇ~♪」

「あ~♪わかるー♪」

そんなトークがしたいです。

 

 次回の練習は9月22日。

19時~…発声練習

19時20分~…全体練習

20時25分~アルトパート練習

ーです!

 

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